漫画「チェンジザワールド-今日から殺人鬼-」はウロボロス、不能犯などを描いた神崎裕也先生の新作漫画。
本格サスペンスになっており銃撃の打ち合いにて二人の男の人格が入れ替わる物語。一人は自殺を考えていたニート男の斉藤唯一(さいとうゆいち)。もう一人はエリート刑事でシリアルキラーである男、光宗朔太郎(みつむねさくたろう)。そんな相反する二人の人格が入れ替わって物語は展開。
表面上はセレブでエリートで女性にもモテモテである光宗であるが、裏の顔を知ってしまったユイチは自分の体に入っている光宗から命を狙われたり、稀代の殺人鬼に仕立て上げられようとしていきます。
実力派が描く本格サスペンスだけあって期待にガッチリと応えてくれる漫画。率直な感想は「面白い!次巻も絶対に買う」です。
1巻は基本的に成り行きや背景の紹介ですがシリアルキラーに追い詰められることになった社会の最底辺ニートがどのように立向ていくのか手に汗握る展開が待っていますよ☆彡
この漫画は以下から試し読みすることが可能です。
チェンジザワールド―今日から殺人鬼―ってどんな漫画?
主人公は社会の最底辺に位置する斉藤唯一。
そんな彼が自殺しようと山奥の廃ホテルに入るとヤクザらしき人物の死体が…。側には銃が一丁。ユイチが銃を手にした瞬間、ヤクザを追っていた刑事の光宗朔太郎が現れる。
二人が撃ち出した銃弾は衝突…。
同時に彼らは人格が入れ替わる不可思議な現象に見舞われていきます。ユイチの体には光宗の人格が。光宗の体にはユイチの人格が入っていきます。
そしてユイチは光宗朔太郎として生活を送る形になりますが、彼には大きな秘密が隠されていました。
表はエリート刑事で部下からの信頼も厚い男ですが裏の顔はなんと猟奇的殺人者…いわゆるシリアルキラーだったのです。さらに自宅には監禁していた謎の少女、峯村アン。
光宗の秘密を知ってしまったユイチに光宗の悪の手が襲いかかってきます。
チェンジザワールド―今日から殺人鬼― 微ネタバレ
異常な身体能力と殺人衝動のあるエリート刑事…
光宗の秘密を知ったユイチは自分の体を取り戻そうと光宗(ユイチの体に入っている)に事情聴取といった形で接触を試みていきます。
そこまでの道中で薬の売人と一悶着あるユイチですが異常な身体能力を持つ光宗の体と殺人衝動に驚愕をしていきます。
そして出会う入れ替わった人格の二人。
その時は何事もなかったのですが、その後、光宗は監視役の刑事を殺して入院先の病院から脱走。その足でユイチの元を訪れます。そして光宗はユイチの体を使ってユイチを稀代の殺人鬼へ仕立て上げると告げていきます。
謎の少女が物語のキーマン…!?
光宗の自宅に監禁されていた13歳の少女、峯村アン。
彼女は光宗に両親を殺されていました。また人間の背景が視えるらしく、光宗の体にユイチが入っている事を知っている唯一の人物。
そして何故、アンは殺されず監禁されていたのか…またアンの人の背景や心を見透かす能力が今後の物語に大きく関わってくるのかもしれません。
漫画「チェンジザワールド―今日から殺人鬼―」感想・書評
- 手に汗握るサスペンス劇場
- 明かされない数々の謎
- 画力・ストーリーともに高レベル
- ニート対シリアルキラーの異色の対決
本格サスペンスだけあって次から次に起こる様々な事件。そして頼りない主人公だからこそ、窮地をくぐり抜けた時は手に汗握ってしまう場面が連発。
また光宗や峯村アンの素性もまだまだ謎の部分が多いので今後、明かされていくであろう彼、彼女達の背景も楽しみの一つです。
最後はやっぱり人間として能力に雲泥の差がある二人。超人的身体能力を持つシリアルキラーに身の守り方も知らないニートが今後どうのように立ち向かっていくのか大きな見所となっています。
- 特になし
個人的に現状ではコレといったマイナスポイントが見当たらない良作。体が入れ替わるなど怪奇的現象もありますが、次から次に押し寄せてくるハラハラ・ドキドキはまさに本格サスペンス劇場です!
1巻で充分なインパクトを与えてくれた「チェンジザワールド―今日から殺人鬼―」。確実に次巻も購入します!神崎裕也先生はウロボロスも不能犯も面白いですよね!
この作品も間違いなく盛り上がって面白くなるのではないでしょうか!
実力派が描く期待の本格サスペンス漫画。興味が出た人は以下から試し読みも可能なのでチェックしてみてください☆彡
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