コミックサイトの巻購入と話購入の違い

電子コミックサイトではコミックの購入形式が「巻購入」「話購入」と分かれています。漫画の内容は同じですが読めるページ数、購入に必要なポイント、コミックのオフライン再生などに違いがあります。

ここでは巻配信と話配信の違いや特徴などを解説していきます。

巻購入とは?

通常の書店に置いてある単行本の1冊。つまり1巻単位による電子コミックの購入方法です。電子コミックは紙の単行本よりも若干安いですが、通常の単行本と同等価格になります。基本的にはこちらの巻購入が主流。

巻で購入するメリットを挙げると…

巻購入のメリット
  • 端末にダウンロード保存が可能
  • ページ読みで単行本感覚で読める

限定的ですがコミックサイトでは「オフライン再生」といった機能を搭載したサービスがあります。これは端末に購入した電子コミックをダウンロード保存することでネット環境がない場所でもコミックが読めるといった機能です。

データ通信も端末にダウンロードする時だけ。
何度も読み返したいコミックがある場合に便利な機能です。

このオフライン再生に対応するコミックはほとんどのケースで「巻購入」した作品のみ。話購入したコミックについてはオフライン再生ができず、ストリーミング再生式による視聴となります。

また巻購入作品をスマートフォンで読む場合はページ読みになります。通常の単行本感覚で1ページ全体を見渡して読むことができるので紙の漫画に慣れている人はこちらが違和感ないと思います。

MEMO

オフライン再生に対応した電子コミックサイトはごく一部。また専用アプリを利用してアプリ内に作品をダウンロードする形となるため、専用アプリのインストールが必要です。専用アプリは無料で配布されています。iPhoneであればApp Storeでダウンロード。AndroidであればGoogle Playからダウンロードが可能です。

話購入とは?

話購入は1話ずつ作品を購入する形式となります。1話単位なので価格も安く30〜100円といった料金体系。ちなみに話購入だから巻購入より安いといったわけではありません。巻に収録されている話数分を話購入すれば巻作品と同じ価格になります。

例えば週刊誌を購入しているが、見逃した話があった…なんて時に電子コミックの話購入で補完して読むことができたりします。他には特に気に入っている回があって、そこだけを何度も読みたい…なんて場合の利用にお勧めです。

またコミックサイトによっては話購入をすると視聴形式がページ読みではなく「コマ読み」となるケースもあります。

ページ読みは1ページ全体を表示しますが、コマ読みは一コマずつを表示してコマごとに表示が切り替わっていきます。

話購入はオフライン再生に対応していない

上記で説明したオフライン再生。
これは巻購入のみ適用できる機能であり、話購入した作品はオフライン再生ができません。(オフライン再生機能がある電子コミックサイトは限定的です)

視聴方式はストリーミング再生となります。

簡単にストリーミング再生の説明をすると常にデータ通信した状態で漫画を読む形式です。動画を見たことがある人ならわかると思いますが、YouTubeの動画視聴方式と同じです。

1話単位で安く購入できるけど、端末にダウンロード保存できないのが話購入となります。

MEMO

電子コミックの販売形式の主流は巻です。そのため作品によっては話配信を行っていない場合もあるので覚えておきましょう。

巻購入と話購入はどちらがいいのか?

基本は巻購入をメインにピンポイントで読みたい話がある場合は話購入をしてコミックを読むのが最も良いと感じています。

ただ、最近は電子コミック限定の漫画は分冊版が先に販売されて後から合本版が販売されるケースも多くなってきました。早く気になる作品を読みたい場合は話配信の作品を手に取るのも一つの手段です。

この辺りは作品の配信形式、所有ポイントなど状況に合わせて上手く使い分けると良いでしょう。