【双子の醜女】漫画の書評・微ネタバレ！醜い姉妹の顛末…最後に笑うのはどっちだ！？

漫画「双子の醜女」は藤田素子先生のオムニバス集。正式名称は「双子の醜女〜すごいブスvs.まあまあブス〜」といった作品タイトルになります。

オムニバス作品なので表題作を含む全5作品を1冊で楽しめる漫画。

ブス、デブスと呼ばれる女性をテーマに様々なネタで醜女女性が大暴れしていく面白作品。

読めば必ずあなたの脳裏に強烈なインパクトを残しているくれる作品で間違いありません。そして、今回はその中で表題タイトルとなっている「双子の醜女」の内容をご紹介。

この漫画は以下から試し読みすることが可能です。

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双子の醜女ってどんな漫画？

表題作である「双子の醜女」はタイトルからもわかる通り、双子姉妹がメインキャストになるヒューマンドラマが展開されていきます。

努力してきた妹とそれをしてこなかった姉。

しかし、ある出来事がキッカケとなり姉が覚醒。整形して美人になるわけではないですが、人生を楽しむ心得を会得してマウントを取っていた妹を同情するまで変化を成し遂げていきます。

一卵性の双子であっても容姿、性格がまるで違う二人の結末は非常に楽しむことができました。

そして、この作品は5作品共に読み切り。1巻で完結する漫画になっています。サクサクと読めてスカッとする内容。

双子の醜女 微ネタバレ

予想だにできなかった姉の逃避行…！？

メインキャストを飾る醜女姉妹は妹のユリ、姉のマイとなります。

ユリは努力するブスで幼少期から努力をしてきて、それなりの生活水準を満たし、美容にも力を入れるブス。

逆に姉は妹と違い、垢抜けない野暮ったい印象。

ちなみに姉妹は二人共、結婚をしており子供もいる家庭を持っています。

そんなある日、姉に連絡をすると姑が亡くなった訃報を知らされることに。妹ユリはお葬式に出席することになりますが、姉の意外な一面を垣間見ることに。

姉マイは息子の友人であるユウヤといったイケメン少年にやたらと世話を焼きます。ユウヤはネグレクト家庭でマイは本当の母親代わりになろうと息子以上に親身にユウヤと接していました。

しかし、葬式が終わった翌日…姉マイがユウヤとまさかの逃避行。

二人は心が通じ合っており、家庭や友人を捨てて皆の前から姿を消してしまうのです。

再会した姉の変化が凄い！

ユウヤと破局して姉の居場所を知ることになる妹ユリ。

姉と再会しようと住み込みで働いている食堂を訪ねます。ここで衝撃的な光景を！

どちらかと言うとシミッタレた性格をしていた姉ですが、客と明るく接して下ネタまで交える会話を…。その下品さに驚愕を受ける妹ユリ。

ちなみに妹ユリは自分の家庭内でゴタゴタがあり、夫と離婚する展開までに。

最後に笑ったのは家庭を捨てて少年と愛の逃避行をした姉でした。ユウヤとは破局しましたが全てを捨てたことで本当の自分を見つけて明るい人生、自分を手に入れていました。

変わって努力してきたブスはそれが裏目となり全てを失い、姉に同情される形に。

双子の姉妹であってもまったく違う価値観で生きる道を見出す二人…といった形でキレイに幕を閉じていきます。

漫画「双子の醜女」感想・書評

この漫画は表題作を含む残りのエピソードも醜女、ブス、デブスがヒロインとなって物語が展開。どのエピソードも強烈でパワフルな女性が物語を彩っていき爽快感のある漫画に仕上がっています。

ジャンルはヒューマンドラマですが、キャラが強烈でコメディ風に読むこともできます。

強烈でパワフルな展開は読者を一気に作品にのめり込ましてくれる力を持っていますよ☆彡

美少女が登場してキレイな漫画を読みたい方には向かない作品です。タイトルからもわかる通りに全5作品ともに醜女がヒロインでエピソードが展開されていきます。

鬱展開や暗い感じになりがちな醜女系漫画ですが、双子の醜女は醜女が大活躍するスカッと爽快感のある仕上がり。

美貌を兼ね備えた女性にはわからない醜女ならではの人間ドラマが多数展開されていきボリューム満点！

漫画として非常に読者を楽しませてくれる作品となっています。是非☆彡

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