漫画「メタモルフォーゼの縁側」は鶴谷香央理先生の作品。
この漫画は女子高生と75歳のお婆ちゃんがある漫画を接点にコミュニケーションを取っていく心温まる作品。
内容としては淡々と女子高生、75歳のお婆ちゃんの日常や交流風景が描写されていくのですが、その関係性が実に良い漫画です。
ある漫画がキッカケとなり紡がれていくリアリティのある10代と70代の女性の交流が非常に魅力的な内容。感動、笑い、心に何かを残してくれる…好きな人には堪らない漫画となります。
この漫画は以下から試し読みすることが可能です。
メタモルフォーゼの縁側ってどんな漫画?
女子高生:うららと75歳のお婆ちゃん:雪が好きな物について語り合い、交流を深めていく日常風景を描いた作品。
そして、この二人を結ぶキッカケとなったのが『BL漫画』なんです。
雪は漫画の内容を知らず、絵がキレイで好きといった理由でBL漫画を購入。その書店でバイトしているのがうらら。
うららはBL漫画好きの女子高生。
75歳にもなろうお婆ちゃんがBL漫画を購入していったのだから、気になってしょうがない。雪は漫画の続きが気になってしょうが無い。
そんな二人がBL漫画を通して交流を深めていく心温まる漫画です。
メタモルフォーゼの縁側 微ネタバレ
気になるBL漫画の感想は…!?
75歳のお婆ちゃんが書店で何の気なしに手にしたBL漫画。
接客を対応した腐女子高生のうららは驚愕と同時に雪に興味を持ち出します。なんて言うんでしょうかね。漫画好きなら自分の好きな漫画を読んだ人の感想って気になりますよね。
そんな欲求から続巻を買いに来た雪の感想で「熱く好きな物について語り合える人」を見つけた!って感じになっていきます。
「私初めて読んだんだけど、なんて言ったらいいのかしら…」
「応援したくなっちゃうのよ」
好きな漫画、ジャンルをそう言ってもらえると不思議と自分も嬉しくなりますよね。まさにソレ。書店でBL漫画について熱くなりだしてしまう二人。
それがキッカケとなり二人は書店以外でも交流を深めていく事になります。
同人誌の即売会へいざレッツゴー!
少しずつ交流を深めていくうららと雪。
そんなある日、雪が購入してお気に入りとなったBL漫画の著者が同人誌即売会でブース出展する情報を入手するうらら。
好きな漫画について語り合える友人を手に入れたうららは雪を同人誌即売会へ誘ってみることに。
返答はOK。
場所は池袋サンシャインシティ。
雪は過去の思い出に浸りながら1時間ほど入場待ちとなる長蛇の列にいざ並んでいきます。
この時の雪が格好いい☆彡
長蛇の列を目の前にして心躍る二人。過去の思い出とシンクロして雪はうららに…。
「うららさん、いざ並びましょう」
アンバランスな年齢である二人の交流はまだ始まったばかり!
漫画「メタモルフォーゼの縁側」感想・書評
- 二人の空気感が素晴らしい!
- 丁寧でリアルな心情表現!
- 心温まるほっこりした仕上がり!
ユルーい漫画なんですが、そこが良い!
腐女子高生:雪の中学生かよ…(笑)なんて思ってしまう心情表現とか素晴らしいです。
熱く好きな事について語れる友人を大事にしたい…といった気持ちが痛いほどに伝わってきます。
二人の生活、心情表現に関する描写が絶妙で淡々とした日常なんだけどページを捲り進めてしまう不思議な魅力が詰まった漫画です☆彡
- 非日常的な部分なし
漫画に非日常的な表現を求める人には向かない作品となります。本当に女子高生と75歳お婆ちゃんの日常と交流が淡々と描かれていく漫画です。
個人的にこの漫画を一言で表すなら「心が優しくなれる漫画」かなぁ。
特に腐女子じゃなくても漫画好きな雪の気持ちはわかる人が多いと思います。共感できるし、二人の関係性を応援したくなってしまう作品です。良い〜漫画!是非☆彡
この漫画は以下から試し読みすることが可能です。