漫画「胡蝶伝説」は池田ユキオ先生の過去作品。池田ユキオ先生といえば最近では「ゴミ屋敷とトイプードルとわたし」などが大ヒット作となっていますが、この「胡蝶伝説」も非常に面白い作品です。
電子版は2012年に配信されており、少し古い作品なのですが古臭さがなく夜の世界の光や闇を照らす作品。
ヒロインである涼子が体当たりで歌舞伎町のキャバ嬢や店をかき乱していくのも非常に魅力で物語へドンドンとのめり込んでいってしまいます。
また、この漫画は4巻完結と丁度良いボリューム感で読みやすさも抜群。内容もテンポが良くてまったく飽きが来ません。興味を持たれた人は試し読みも可能なので是非、チェックしてみてくださいね☆彡
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胡蝶伝説ってどんな漫画？
ヒロインはクリーニング屋の娘である涼子。
彼女は幼い時、歌舞伎町で母親に捨てられてしまいます。それから母の事を憎き女として目の敵にしています。
そんな彼女ですが父親の借金を返済する為、大嫌いな町…歌舞伎町でキャバ嬢へ転身することに…。
ただ歌舞伎町に母の影が付き纏い、潰れそうになるも憎き母を超える為、夜の世界で伸し上がっていこうとする物語。
負けん気が強く、体当たりで現場を凌いでいく涼子が格好良く、応援したくなるヒロインとして描かれています。また夜の世界、女性の怖さなんかも描写されており、非常にハラハラ・ドキドキした展開だらけの作品です☆彡
胡蝶伝説 微ネタバレ
簡単ですが1巻の見所や微ネタバレをご紹介していきます。
父が他界…いきなり多額の借金を背負わされる…
涼子が歌舞伎町でキャバ嬢をやるキッカケとなったのが父親の借金。涼子を残したまま序盤で死んでしまう父ですが同時に700万円といった借金を涼子に残していきます。
取り立てに追われていた涼子を赤星といったスカウトマンが仲裁へ入り、涼子を歌舞伎町のキャバクラへスカウト。
多額の借金を返済する為、仕方なく涼子は歌舞伎町でキャバ嬢で働く形となります。
スカウトされた店は腐っていた…
涼子が配属された店舗「リップ」は愛菜といったNo.1キャストが全てを支配している店でした。愛菜に逆らえばキャストも黒服も虐めやら嫌がらせを受けるような腐りかけの店舗。
新人かつ生意気な涼子は当然ですが愛菜の目の敵に…。
ヘルプに座らせても貰えず、嫌がらせを受けて心が折れそうになる場面も…。
しかも「リップ」のオーナーは涼子の母親である上条美月だといった事実も突きつけられていきます。ここから負けん気の強い涼子の逆襲が開始！
No.1キャストから一番の太客を横取り！
体当たり接客で店一番の太客である大橋を愛菜から奪う事に成功する涼子。
一気に形成逆転となり愛菜をNo.1の座から引きずり下ろす事に成功します。しかし、問題は尽きません。
愛菜なき後に大橋の接客をしていると女黒服であった島田がキャストへ転身。島田は元No.1キャバ嬢。
大橋と涼子の元へヘルプとして現れて不敵な笑みを浮かべていきます。
漫画「胡蝶伝説」感想・書評
- 女のプライドを賭けた戦いが熱い！
- ヒロインの体当たり接客が痛快！
- 様々な人間の思惑が絡み合う魅力的なストーリー
- 夜の世界のDEEPさが面白い！
夜の世界、キャバクラをテーマにしているので様々な人間の思惑であったり、黒い影が暗躍してストーリーの面白さが際立っています。また何と言ってもヒロインである涼子の負けん気の強さや体当たり接客が非常に痛快で爽快！
可愛い…綺麗だけではない女の泥臭さが非常に好感持てる魅力的なヒロインになっています。
- 絵に好き嫌いが別れるかも…
池田ユキオ先生の絵は独特です。
下手と言う人もいれば、味のある絵柄だと言う人もいます。これは個人の感性もあるので好き嫌いが別れる絵柄かもしれません。
ただ内容は非常に面白いですよ！
1巻を読んで最後まで読みたい！と思わせてくれた漫画。執筆時点では2巻まで読み終わりましたが波乱の展開でハラハラ・ドキドキが止まりません。非常に面白い！
これからヒロインである涼子がどのように成長していくのか楽しみ過ぎる！といった感じです。
個人的には池田ユキオ先生の最近のヒット作である「ゴミ屋敷とトイプードルとわたし」よりも楽しく読ませて頂いております！
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